省エネ改修工事
省エネ改修
建物の個別の熱貫流率を計算し窓、壁、天井、床に断熱性能の良い製品を用いることで、省エネ設備の設置と併せ熱貫流率の改善を図る工事。『冬暖かく・夏涼しい』エアコンの利用頻度の少ない省エネの家に改修する事。
断熱の改修の方法
【窓の省エネ改修】
建物の熱の70%は窓から失われます。 現在の窓を断熱性能の良い2重以上のガラスサッシに交換、もしくは2重以上のガラスのインプラスを施工する。外部のガラスはLOE-Eグリーンを利用します。
効果
結露が無くなる ・・「結露」とは、暖かく湿った空気が冷やされ、空気中の水蒸気が水滴になってしまうことです。二重構造になったグラスは、普通のグラスに比べて結露が抑えられます。窓も同じ。 ガラスを二重にした複層ガラスの窓に変更したり、内窓を取りつけて二重窓にすることで、熱を伝えにくくなり、外が寒くても、室内側では結露が発生しにくくなります。またアルミサッシではなく熱を伝えにくい樹脂フレームなら、さらに結露の発生を減らせます。
エアコンの効率アップ・・単板ガラスとアルミサッシの窓の場合、冬は52%もの熱が逃げ出し、夏は74%もの熱が入り込んでいます。窓は、外の冷気に触れて冷えやすいため、室温が高くても、窓の冷えによって体の表面から熱が奪われて寒く感じてしまうのです。窓を断熱化することで、快適な室温で暮らせるようになり、冷暖房が効きやすいため光熱費も節約できます。
日差し対策・・窓から入り込む西日や夏の日差しは、その太陽光の熱(直射熱)ばかりか、床にあたった熱が部屋の奥へ反射する(反射熱/輻射熱)などして、お部屋全体を熱する原因になっています。Low-e複層ガラス(遮熱タイプ)の場合、太陽の熱線を約60%カットし、紫外線も76%カット。夏の冷房効果をアップします。
【断熱材の施工】
建物の壁、天井、床等外部に面する面に断熱材を敷設する
効果
天井の断熱・・最近の夏は晴天時に35度オーバーの猛暑日が多くなってきています。「夏は暑くて2階に寝られないで1階のリビングで寝ている。」というお客様が天井裏に高性能建材に指定された断熱材を施設した処、猛暑日の2階の室内温度が10℃以上下がりました。 今では真夏でも2階のご自分の部屋で休まれています。
床の断熱・・底冷えという言葉があるように、冷えは下から上がってきます。床は直接、足に熱や冷えが伝わる場所ですので、足元の冷えには効果的な方法です。床下にもぐって施工する方法と、床をはがして、もしくは上から断熱材を施工する方法があります。
壁の断熱・・部屋は壁に囲まれています。その内部に断熱材が入っていないと、外気がほとんどそのまま伝わってきます。熱を通しにくい材料を壁の隙間にはさむ事で、内部に外気を通さないようにします。天井・壁と比べて費用対効果が薄いので当社の場合、リフォームで使うのは、耐震箇所への断熱材の施設以外は長期優良化住宅の高度省エネルギー型の希望があった場合のみです。
【省エネルギー機器による省エネ】
エコジョーズ・・ガスによる給湯器の名称。従来のガス給湯器と違い、捨てていた約200℃の排気ガス中の熱を二次熱交換機で回収する技術で、熱効率を飛躍的に高める。80%であったん熱効率を95%まで伸ばしている。これにより、ガスの使用量が減り、二酸化炭素の削減につながる。 利用実績多い
エコキュート・・ヒートポンプと呼ばれる技術を取り入れた電気給湯器で、空気の熱を利用してお湯を沸かすという特徴を持っています。
1、電気代の安い深夜電力を利用するため、光熱費が安い。
2、断水時などにはタンク内の水を非常用水として使える
等のメリットが有ります。※利用実績あり
エネファーム・・都市ガス・LPガス・灯油などから、改質器を用いて燃料となる水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電するシステムで、発電時の排熱を給湯に利用する。※利用実績無し
太陽光発電・・太陽光を太陽電池を用いて直接的に電力に変換する発電方式。自宅で使用する電力が余る昼間などは売電も可能です。 利用実績多い
LED照明・・同じ明るさの白熱灯と比較して約5.5分の1の費用。
横浜エコリノベーション補助金の場合(施工前より10%以上の省エネが要件)、1昨年まで行われた補助金を使った過去の実例で光熱費が1軒平均で64,000円安くなったそうです。横浜市の説明では電気代、ガス代より冬暖かく、夏涼しい、湿気が無くなる等の住環境の改善の方が喜ばれていたそうです。
補助金の対象ではありませんが
内装に珪藻土を用いる・・調湿効果・消臭効果があります。珪藻土は多孔質で湿度の高いときは湿気を吸い込み、乾燥すると吐き出しので部屋の湿度を一定に保ちます。雨の時でも部屋干しでカラッと乾燥します。
また多孔質で悪臭やホルムアルデヒト等を吸い込み分解しますのでペットを飼っている方、アレルギーの方には絶対的におすすめです。
無垢材床・・床の無垢材も多孔質なので断熱効果が有りさらりとし、素足が気持ちよく感じます。アレルギーの方は珪藻土
省エネ改修をした場合利用できる補助金と安くなる税金
【省エネリフォームの付随リフォーム】
空気をきれいにするリフォーム
デザイン性に優れた珪藻土と無垢材の組み合わせは湿度調整と消臭効果を兼ね備えた理想の空間を作り出します。
珪藻土による調湿、消臭効果
1、湿度の高いときは吸湿・湿度の低いときは吐き出し、常に湿度を40%~60%にコントロールするので
①カビ、ダニの発生が抑えられる、アトピーの症状が減少する
②結露が無くなる 梅雨のジメジメを感じなくなる。
2、ホルムアルデヒドを吸着分解する。
※2.5ppmのホルムアルデヒトを1時間で0.05ppm、24時間で0に出来ます。
①アトピーがなくなる。
3、消臭効果
①トイレ・ペット糞尿・タバコ・汗の匂い・体臭(アンモニア)
② トイレ・ペット糞尿・タバコ臭(硫化水素)
③タバコ臭(アセトアルデヒド)
※10ppmのアンモニアを1時間で0.5ppmまで下げられます。
珪藻土壁は固める素材によって3倍以上性能(吸排気量)に差が出ます。
無垢材の効果
- 自然な木そのもので、有害な化学物質を殆ど含まない
- 調湿効果を持つ・・無垢材は多孔質の為、常に呼吸をしている。 湿気が多いときは吸収し、少ない時には放出する事を繰り返し、室内の湿度を最適に保ちます。
- 断熱効果・・木は熱の伝導率が非常に小さいので、暑い時でもヒンヤリと感じ、寒い時では暖かく感じます。
省エネ改修と併せて、珪藻土の壁・天井と無垢材の床の組み合わせが理想的な室内環境をつくり出し、アレルギー・ストレスによる睡眠障害の解消に役立ちます。
補助金
横浜市エコリノベーション補助金・・省エネ工事を行う窓の大きさ、断熱材の施設場所・機器によって補助金の金額が算出できる。
一般改修住宅・・最大40万円 特定改修住宅・・最大80万円
最大の特徴・・国が行う他の補助金とダブルで併用できる。 横浜市
長期優良化住宅リフォーム補助金・・住宅を長く大切に使うためのリフォーム「耐久性があり、地震に強く、省エネ性が高く、維持管理がしやすい」住宅にリフォームする場合、その工事費等の一部に対し国が最大で300万円補助するものです。省エネ工事だけでは終わりませんが、対象工事について工事金額の3分の1の補助金が受け取れます。 国
断熱リノベ(高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業)・・一定の省エネ効果(15%以上)が見込まれる、高性能建材(指定の断熱材、ガラス、窓)を用いた断熱リフォーム 工事費の3分の1が補助金となり、最大120万円 国
※国と国の補助金は同一工事の同一ヶ所はダブルで申請は出来ません。 国と横浜市の補助金は同一ヶ所でもダブルで申請が出来るの当社はダブルで受け取る事をおすすめします。
断熱リノベ(高性能建材による住宅の断熱リフォーム